夢育てワークショップのQ&Aを作成しました!

夢育てWorkshop https://noufuku.jp/news/info-20240813/ で認知発達について学ぶことに関心があるけれども、イメージが湧きにくいというご意見を伺います。そこで、まずは第一弾としてQ&Aを作成しました。是非参考にされてください。

Q1:過去の受講生は、何人いますか?

これまで2回開催し26人の方が受講、フォイヤーシュタインのお免状を受けています。

Q2:修了基準は?

受講していただくことだけです。見逃し配信もありますので、出席できない時は後でご視聴頂くことで修了できます。

Q3:修了率は?

これまで100%です。

Q4:これまでどのような(職業や立場の)人たちが受講したのですか?

障害のあるお子様がおられるご家族、学校や塾の先生、障害福祉サービスで働いておられる方や看護師の方、障害者雇用をされている企業の方、園芸療法や園芸福祉を学ばれた方、その他社会貢献をされたい方等多様です。

Q5:学んだことは、どのように、どんな場面で活かせるのですか? 

入学されたとき、ご自身のお子様や生徒、利用者、従業員や患者様といったターゲットを既にお持ちの方々は、それらの方々に使われています。そうでない方の多くは、夢育ての活動に参加頂いています。

Q6:修了したら、夢育てで教えられる機会はありますか?

あります。是非、人を育てる畑コースにお越し頂き、教える体験を実地に積まれるのが良いと思います。特にターゲットがはっきりされている障害のあるご家族のいる方にとっては、ご自身のお子様のことしかわからないと思います。夢育てに来ていただくことで、障害のある人の多様性に気づき、お子様のことを受け止める幅が広がって柔軟に考えることができるようになるので、お薦めです。

Q7:内容のレベルがよくわかりません。自分がついていけるのか不安です。

基本的にはご自身が無意識のうちに行っている“考える作業”を、学んだ理論を用いて詳しく振り返ることがとても重要になりいます。そうすることで、自分自身の考えるプロセスを客観的にみるようになり、自分では忘れてしまっている過去の成長のプロセスや、意識せずに用いているいろいろな考える技術について気が付いて頂くことができるようになります。そうなると、障害のある人の躓きについても、どこで躓いているのか分かるようになっていき、正しく教えることができるようになります。

フォイヤーシュタインの理論は実は奥深いもので、時間をかければかけるほど、それに応じて理解が深まっていきます。いわば長い旅路のようなものです。スタンダード1のワークショップはその入り口にあたります。決して誰も取り残されないように、トレーナーである外山と前川が注意深く進めますのでご安心ください。

Q8:フォイヤーシュタインとはどんな人ですか?

1921年ルーマニアに生まれ、2014年にイスラエルで亡くなっています。イスラエルの認知心理学者です。ジュネーブ大学で、ジャン・ピアジェの弟子となり、後にパリ大学で、ピアジェの理論を発展させた論文で博士号を取得しました。

ナチスのキャンプから命からがら逃れてきた心に傷を負った子供たちの教育や、シオニズム運動で世界中から集まってきたユダヤ人達の教育に心を砕いた方です。集まってくるユダヤ人の中には、障害のある人もいましたし、書き言葉がない国から来られた人たちもいました。そうした人たちの教育法を編み出し、彼らを教育することに大きな成功をおさめました。

今回、お教えする理論や方法は、このフォイヤーシュタインが生涯をかけて編み出した方法で、2千以上の論文があり、無数のケーススタディが行われ、北米や欧州を中心に世界中で用いられています。フォイヤーシュタインは生前、その教育的業績によりノーベル賞候補になったこともあり、パレスティナの指導者も推薦人に名を連ねたことで知られています。

Q9:Feuerstein Instituteとは何ですか。

創設者のルーベン・フォイヤーシュタインがイエルサレムに設立した研究所で、フォイヤーシュタインの教材を使う資格を与える認定証を発行しています。協会自身、障害のある人への教育をするためのクリニカルセンターや、イスラエルの通常学級での考える力を伸ばす教育や、病院との連携や研究、世界各国へのフォイヤーシュタインメソッドの普及など数多くの活動をしています。

Q10:14ある教材のうち、今回のワークショップでは4教材を修了するということですが、 他の教材はまた別のワークショップがあるということなのですか?

はい、教材はスタンダードレベルで14種類あります。今回のIE1の研修では4教材の教え方をお伝えします。ここが最も重要なステップです。その後残りの10教材を、IE2とIE3の別のワークショップでお伝えいたします。

Q11 ついていけるでしょうか?

基本的に自分自身の考えるプロセスを、いろんな理論的ツールを使って内省することを通じて、わからない学習者を助けるためのヒントを学んで行くことになります。そしてその考え方を念頭に、教材の使い方を学んで行きます。

最初は慣れない言葉に面食らうかもしれませんが、決して難しいものではありません。慣れるととっても便利です。特に支援者間の共通言語として大きな力を発揮します。夢育て農園の人を育てる畑コースでは、講師間で受講生の問題点を議論する時にも用いています。

講師の外山と前川が二人で、しっかり伴走しますので、大丈夫、ご安心ください。

Q12 まだ席はありますでしょうか?

17人の定員で、2024年9月29日(日)現在15名のお申し込みを頂いており、あと2名受け入れることができます。

Q13 授業料が高いのではないですか?

個人で負担するには少しお高いかもしれません。ただフォイヤーシュタインが比較的盛んな米国で行われている同じワークショップは995ドル、約14万円で実施されていて、それよりは少し負担が軽いです。また事前事後準備、教材代に加えて、イスラエルの本部への年会費や受講生一人頭でお支払いするお免状代、講師謝礼などを積み上げると、この価格になってしまいます。どうか何卒ご理解下さい!!

”わかるをひろげる”活動の動画はこちらから(ただし最後のQRコードは過去のワークショップの申込書に届く古いものです)

ワークショップ説明会の様子はこちらのリンクから。

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