〜指導者の育成〜
わかるをひろげる

人は、他人の助け(媒介者)を得て、数多くのステップを経て、認知的に一つ一つ成長していくものです。認知的成長を促すためには、対象者がどこで躓いていて(認知機能)、どんなステップで“わかる”こと(認知構造変容)ができるのか、どんな活動や教材が適しているのか(認知地図)、そして良き媒介者とはどんなことに気をつける必要があるのか(媒介学習体験の基準)を学ぶ必要があります。夢育てでは、これらの“わかる”を“ひろめる”活動として、「夢育てワークショップ」を開催しています。わたしたちの取り組みに賛同していただき、認知発達を促す指導者としてこの活動を広く伝え、ともに拡げてくださる方を募集しています。
2024年の夢育てワークショップは、夏〜秋に開催予定です。

認知能力を伸ばす方法を学ぼう

私たちは、認知の学校“人を育てる畑コース”において、知的発達障がいのある人の認知発達を促しています。このコースは、イスラエルの教育心理学者ルーベン・フォイヤーシュタイン博士の認知発達に関する理論に基礎をおいています。

 

同理論によると、人は、数多くのステップを経て、認知的に一つ一つ成長していくものです(認知構造変容)。私たち自身、そのようなステップを経て成長してきたのです。しかし、大人になってしまうと、どこでどう認知的段階を乗り越えてきたのか、すっかり忘れてしまっているのです。だから、私たちは知的発達障害のある人を上手く成長に導けないのです。

私たちは、知的発達障がいのある人の認知的成長を促すために、対象者がどこで躓いていて(認知機能)、どんなステップで“わかる”ことができるのか(認知構造変容)、どんな活動や教材が適しているのか(認知地図)、そして良き媒介者とはどんなことに気をつける必要があるのか(媒介学習体験の基準)について、学び、日々、実践しています。

また、認知発達の基礎には、身体発達があります。そこで米国生まれのブレインジムという体操も取り入れています(ブレインジムは国際教育キネシオロジー財団の登録商標です)。

私たちは、このフォイヤーシュタインの理論と教材、そしてブレインジムを学んで頂くため、不定期にワークショップを開催しています。そして、ご家庭、学校、障害者施設、雇用の現場において、実践して頂くことで、知的発達障害があっても、夢や希望に向けて、一生を通じて成長を楽しみながら、人生を満喫するとともに、社会に貢献する人を増やしていきたいと心から願っています。

 

畑作業は、具体性が高く(抽象性が低く)、単純な作業から複雑な作業まで幅広い様々な作業を含んでいます。全国の農福連携の現場には、知的発達障がいのある人が驚くほど成長したという事例が沢山あります。

 

私たちは、知的発達障がいのある人が、農作業を通じて認知的に発達して頂くために、フォイヤーシュタイン理論を使って、日々、農作業に工夫を加えています。いずれ農作業そのものを通じた認知発達法についても、発表できるようになることを目指して、沢山の知恵を集めて日々努力しています。

認知能力を伸ばすワークショップを実施しています!

夢育てWorkshop

前回開催(終了しました)
日程:2023年11月6日(月)から月曜夜3時間×9週間
時間:19:00~22:15+動画視聴学習=計52.5時間
(欠席せざるを得ない時は授業動画を視聴できます)
参加費:6万6千円(税込) +Feuerstein Institute Certificate発行費用150ドル相当額
(急激な円安のため、この額は来年1月のレートで改めてお振込みください)
定員:17名(先着順)

次回は、2024年夏~秋頃を予定しています。
【PDFはこちら】
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